消去したメディアからm2tsファイルを救出するフリーソフト。

AVCHD形式で撮影したデータの入ったSDカードを消去してしまった。

SDカードって意外と繊細で、故障することもままありますので、撮ったらすぐにHDD保存、データは多重バックアップが基本と考えています。
しかし、SDカードを何枚も取り回していると、ついうっかり「どれに何を撮影したっけ」といったこともあります。それで大切な動画データの入ったSDカードを、GH1本体でフォーマットしてしまったり。私もやってしまいました。。

定番のデータ救出ソフトは、動画を認識するけれど。

フォーマットしてしまったSDカードに上書きしたのは静止画数枚なので、データ復旧ソフトで回復するかも知れないな、と思いました。で、この手のソフトの定番と言われる市販ソフトで、SDカードを覗いてみました。
どうやら「mpeg」としては認識されております。それを復元すると、一部断片的なデータは動画として取り出せましたが、ほとんどのデータは、認識しても、取り出すと再生できない状態でした。
幾つかフリーのデータ復旧ソフトを試していて気付いたのは、復旧するには、ソフトが該当する拡張子に対応していなければいけないということ。「m2ts」という拡張子に対応したソフトなんてあるのだろうかと、不安がよぎりました。

あった、あった。ありました。「PhotoRec」。

前置きが長くなりましたが、フリーで「m2ts」に対応しているソフトがあったのですねぇ。それが「PhotoRec」　http://www.cgsecurity.org/wiki/PhotoRec　。
オープンソフトとして開発されており、非常に広範な拡張子に対応しています。
詳しい使い方はこちら。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070720_photorec/　。
16GBのSDカードにほぼ目いっぱい記録した動画のほとんどが救出できました(上書きした分、一部欠損はありましたが)。
「PhotoRec」の使用上の注意点は、復旧したいデータの容量を考えて、データの保存先を指定することです。
名前に"Photo"と付いているけれど、画像に限らないデータ復旧ソフトとしてこれはかなり使えるかも、と思いました。

フリーソフト・オープンソースの使用については、くれぐれも自己責任でお願いします。
PhotoRec　http://www.cgsecurity.org/wiki/PhotoRec
使用法(GIAZIN)　http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070720_photorec/

2010.11.19