Dittoとテンプレート変数、Taggingで多彩な並び順を表示する。

Dittoとテンプレート変数。

Dittoは、様々な並び順と自由な書式で、複数のコンテンツ(リソース)を出力できるmodxのスニペットです。
ブログやニュースのサマリーを表示する場合は作成日順で表示することが一般的だと思いますが、Dittoにテンプレート変数を指定して使用すると、さらに使用方法が広がります。
今回はこの辺で使ってる並び替えの方法について。
例えば、製品を任意の並び準で表示したい場合は、テンプレート変数の入力形式をNumber(textでもdoropdownmenuでも良いのですが)とし、規定値を0とでもしておきます。
そして、商品ごとに並び順を指定します。ここではテンプレート変数名を『ichiran』とします。表示するページの最低限の書式は次のようになります。
[[Ditto? &parents=`商品群の親` &summarize=`表示する件数`  &orderBy=`ichiran ASC`]]
『&orderBy=`ichiran(テンプレート名) ASC(昇順、DESCなら降順)`』と、orderByで指定するのがポイントです。
テンプレート変数に価格や料金を入力することにしておけば、『価格の高い順・低い順』といったソート結果の表示が可能になります。
上記は、製品ごとの各ページで並び順を指定しなければなりません。
管理ユーザーを迷わせないために、表示する1ページで選択させる方法もありますが、これは別の機会に紹介します。

Taggingで分類別表示。

商品を「店頭のみ」・「通販対応」とか、不動産であれば「都道府県別」とか「所有権のみ」「定期借地権含む」とか、様々な分類でソートしたい場合があります。
この場合に役立つのが、DittoのTagging機能です。Tagging機能を有効にすると、テンプレート変数内に指定したタグがあるコンテンツのみを表示します。
最も単純な例として、「店頭のみ」・「通販対応」の2種類で分類する場合の例を紹介します。
まず、テンプレート変数名を『bunrui』とします。内容は、入力形式をdoropdownmenuとし、入力時のオプション値を『店頭販売だけの商品==a||店頭・通販対応商品==b』とします。
これでプルダウンで、「販売だけの商品」か「店頭・通販対応商品」を選択できます。実際に入力される値は、aまたはbとなります。
表示するページのDittoの書式は、[[Ditto? &parents=`商品群の親` &extenders=`tagging`  &tagData=`bunrui` &tags=`b`]]のような感じです。
この例では、通販対応商品のみ表示します。『 &extenders=`tagging`』でタギングを有効にすること、『&tagData=`使用するテンプレート変数名`』、『&tags=`タグ`』とすることがポイントです。
タグに日本語を使う場合は、日本語をUTF-8に変換すれば有効という情報もありますが私が試してもどうも上手く動きません。
単に分類するだけならば、上記の様に日本語に対して代入する英文なり数字なりを記す方法でも足ります。
また、参照するテンプレート変数は複数指定できます。その際は、『&tagDelimiter=`区切り記号(デフォルトはカンマ)`』、『&tagData=`テンプレート変数名,テンプレート変数名`』の様に記述します、

Taggingで50音検索も。

50音検索というと、専用のPHPスクリプトが必要と思われるかも知れません。しかし、上記のDittoのtaggingを用いて実現することもできます。
具体的には、例えば『kensaku』とするテンプレート変数のdoropdownmenuの入力時のオプションを『あ==01||い==02||う==03||え==04||・・・ 』と50音分だけ記述します。
そして商品のコンテンツごとに、商品の頭文字をテンプレート変数を選択します。
表示するページのDittoの書式は、[[Ditto? &parents=`商品群の親` &extenders=`tagging`  &tagData=`kensaku` &tags=`01`]](あの頭文字を持つ商品を表示)
ちょっとだけ面倒なのは、表示するページを50音分作成し、それぞれにDittoの書式を記述しなければならないということ。
Dittoのtaggingを使えば、多彩な並べ替えが可能いうことはお分かり頂けたでしょうか。

2012.05.15

記事制作:管理人

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