Home > Webの話題 TOP > Modxアップデートの簡単なTips-古いシステムからのアップデートについて。
オープンソースのCMSはWebサイトの製作者側にも、ユーザー側(管理者)にも、まず入り易いということがメリットです。ですが、CMSの進化によって、時に戸惑うことがあります。
それはバージョンアップに伴う大幅な仕様変更ですね。セキュリティ対策とか、論理の適正化とか、ほとんど理由があってすることです。
Wordpressでも、Modxでも、Movable Typeでもあることですね。
でも、多少は専門知識が無いと、対応出来ないこともあったりします。
今回、当サイトリニューアルでは、システムはModx1.06~1.07のマイナーチェンジでしたが、0.9xから1.0xなどへの大幅なアップデートで引っ掛かりそうなところを思い出したので書き留めておきます。
Modxの1.0x(よく覚えてないです)からはディレクトリ構造やファイルの位置が少し変わっています。
まず、従来、画像認証に使われていた./manager/includes/vericode.phpの場所とファイル名は、./captcha.phpとなりました。
これでどういう実害が出るかと言うと、cfFormMailerというメールフォームのスニペットや、jotというコメントフォームのスニペットでは画像認証が出来なくなるのですね。
画像認証はスパムを避ける有効な方法ですので、できるだけ使いたい。
対処法方は、cfFormMailerの場合は、スニペットフォルダ内にある「class.cfFormMailerMODx.inc.php」の「認証コード用画像の URI を取得」を書き換える。
jotの場合は、投稿用フォームのチャンクの画像表示部分の/manager/includes/vericode.phpを、./captcha.phpに書き換えればOKです。
もう一つ、大きな変更は、ファイルブラウザの参照場所が、contents以下の場所になってることです。
これは、管理画面のグローバル設定→ファイル管理の設定で、ファイルブラウザディレクトリの相対パスと物理パスが、規定値「/home/xxxx/xxxxx/public_html/content/」となっているならば、「content」の部分を「assets」に変更すれば良いだけです。
そら、何だってそうですな。自動車は免許があったらどんな車でも乗りこなせるけど、CMSの場合は、なかなかなそうは行かなかったりする。
開発者は常にに最善のものを作ろうとする。ユーザとはたまにギャップがあって、説明がどこにもなかったりする。
そのギャップを埋めるために、そういや、こんなことがあったなぁと記事にしてみた次第です。
2013.04.04
記事制作:管理人
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