Home > Day by day TOP > 小型ビデオカメラ用三脚に性能も機動性も欲しい。
以前から静止画用には、小型・中型三脚を中心に、様々な三脚を購入してきました。静止画であれば、小さい三脚でも結構役に立ちますしね。
しかし、動画となりますと、三脚の有無ははっきり画に表れます。三脚の性能で撮れる画まで変わってきてしまいます。ビデオ用の三脚でなければ、パンやティルトと いった技法も用いることができません。
もちろん大型の業務用カメラであれば、堅牢性や精度が高い、高価なビデオ用三脚しか選択肢は無いでしょう。しかし、私の場合は、1~3kgくらいの小型業務用ビデオカメラや一眼での動画撮影がメインです。
また、車移動ではなく、常時、電車移動という制約もあります。現在、所有しているビデオ用三脚選びは、そんなところから始まりました。
前述のような条件での選択肢は?というと、余り多くは無いようです。具体的には、「Libec TH-650DV」か「DAIWA VT-523」あたり。どちらもボールレベラータイプ、石突き付きで、伸長もほぼ同等です。前者はステーストッパーが付いており、よりビデオ用三脚らしいですが、重量は3.2kg。私は、ローポジション対応で、わずかに重量の軽い後者(2.77kg)を選びました。
しかし、カメラが複数体制の時には、三脚も1本では足りません。次に購入したのは、三脚ではなく、ビデオ用雲台「Manfrotto 701HDV」です。これを手持ちのSLIKの中型三脚と組み合わせてみました。ネジの規格が異なるためアダプタを介しましたが、パンで緩んでしまいます。やはり、同メーカーで合わせようと「Manfrotto 190 PRO」を購入。ようやく雲台本来の性能が発揮できるようになりました。
「VT-523」と「701HDV+190 PRO」を比べると、「VT-523」はボールレベラータイプのため、水平が取り易いです。一方「701HDV+190 PRO」は、カメラプレートのスライド調整が可能。パンやティルトのトルクも微調整が効くように感じられます。
目的が動画撮影とはっきりしていれば、三脚の出番となります。しかし、普段の散歩や不意の場面でも三脚が欲しいと思うことはありませんか? 比較的軽量な中型三脚でも、常時持ち運ぶのは辛いです。そこで、小型ビデオ雲台と小型三脚を組み合わせてみました。
雲台は「Velbon PH248」、三脚は「SLIK PRO240 MINI GM」です。「SLIK PRO240 MINI GM」は、Web上に情報が見当たらない(検索で見つかるものとやや違う)のですが、小型ながらしっかりした三脚です。ビックカメラ・カメラ館で実物を見て購入しました。
もちろん、中型三脚ほどの安定性はありませんが、カバンに入れても苦にならないサイズと重量(全長約35cm・重量1kg弱)ですので、重宝しています。「PH248」は、多少ぎこちないですが粘りがありますので、全くトルクの無いビデオ三脚よりは遥かに良いです。雲台をもうワンランク上げてみる余地はあるかも知れません。
最期におまけですが、「SLIK mini Ⅱ」なども、小さい割りに作りがしっかりしてますので、お散歩三脚も持ち出せないような席では役に立ちます(画像:雲台をレバーの付いたものに交換しています)。
2011.06.14
記事制作:管理人
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